日経ホームビルダー最新号(2016年2月号)第2特集の記事タイトルです。
記事はこんな感じ。

記事
頭のコピーをご紹介しますと、
『断熱改修は需要の拡大が期待される分野だ。しかし、設計、施工、
顧客説明のいずれも難しく、改修ならではのリスクも少なくない。~』
この記事を読み解くと、
『断熱改修は需要の拡大が期待される』→断熱性能の低い家が多い。そういう家は、夏暑く冬寒いから
何とかしたい、という生活者のニーズがあり、今後依頼が増える可能性が高い。
『しかし、設計、施工、顧客説明のいずれも難しく』→断熱性能が低い家は、どうすれば性能が上がるか、
その打ち手の副作用はないのか?など、計画するのが難しく、実際にそのとおり施工するのも難しい。
さらに、思いのほか費用もかさむので、お客様に理解してもらうのも大変である。
『改修ならではのリスクも少なくない』→難しい工事のため、『せっかく高いお金を払ってやったのに、
寒さ暑さが解消されない』といったクレームを受ける可能性も高い。
こんなところでしょうか。
どれくらい難しい工事かというと、

これじゃ寒いはず
この記事の中で紹介されている写真です。柱と柱の間に断熱材を施工する内断熱工法です。
年数が経過し、断熱材が収縮したのか、こんなに隙間が空いています。
この隙間を埋めて断熱性能を高めましょう、と言われても頭を抱えてしまいます。
最終的には、全面的に断熱工事をやり替えないと、期待する効果は得られないでしょう。
でもそうするには、当然、かなりの費用がかかることが予想されます。
さて、この記事では、断熱性能が低いことの健康への影響についても書かれています。

健康への影響
記事によると、断熱改修リフォームにより、早朝の平均室温が6度→15度に上昇、
寝室の起床時平均気温も8→20度に上昇しました。
それにより、70代のAさんの起床時血圧が146→134mmHgに下がったというのです。
日本高血圧学会では、上140mmHg以上を高血圧と規定しているようですので、
朝の寝室が寒いことによって、Aさんは起床時に高血圧の範囲まで血圧が上がっていた、ということですね。
高血圧は、サイレントキラーと呼ばれ、動脈硬化が起こって血液が流れにくくなるため
さらに血圧が上がり、脳梗塞や狭心症、心筋梗塞、といった命に危険を及ぼす原因になります。
寝室が寒いだけで、起床時の血圧が上がるというのは、ちょっと驚きです。
でもよく考えると、暖かい布団から出て部屋の寒さを感じれば、血圧が上がるのもわかりますね。
記事では、居間が暖かくても寝室が寒ければ血圧は上がる、
寝室だけ断熱改修するよりも、夜の行動範囲である廊下やトイレも含めて断熱改修を行うと、
居住者の健康負担を軽減できる、と紹介しいています。
まとめますと、
『断熱性能の低い家が多い→だから、断熱改修工事はこれから伸びそう→
しかし、断熱改修は設計も施工もお金もかかる→しかも、期待する効果が得られないリスクもある』
そして、
『断熱性能が低いまま寒い部屋に寝ていると、起床時の血圧が上昇する。
寝室の温度が十分に高ければ、血圧の上昇を抑えられる。』
ということです。
『それなら、はなから断熱改修の必要などない、断熱性気密性の高い家を建てましょうよ。』
というのが、当社、神奈川住建センターのご提案です。
当社が建てる外断熱二重通気工法の家なら、いつどの部屋にいても温度差を感じずに
快適に過ごすことができます。
外側から断熱材で躯体ごとすっぽり覆うので、一度温めてしまえば最低限の冷暖房で、
どの部屋も快適な温度を保つことができるのです。
寒い季節は、住宅性能を確認する絶好のチャンスです。
ぜひ、当社の体感モデルハウス『四季の家』にお出かけください。